JXTGホールディングス[5020] 第7回定時株主総会
場所:パレスホテル東京 葵
日時:2017年6月28日(水) 午前10時

[2019年の記事はこちら]
[2018年の定時総会は不参加]
[2016年のJX臨時総会の記事はこちら]
[2015,2016年の定時総会には不参加]
[2014年のJX定時総会の記事はこちら]


JXTGホールディングスの定時株主総会出席は3年ぶり3回目です。

出席者は800名くらいです。

議長は内田社長が務めました。
総会の流れは以下の通りです。
・事業報告(スライドとナレーション形式)
・対処すべき課題(内田)
・監査報告(大村監査役)
・議案説明(内田)
・事前通告質問への回答(内田)
・質疑応答 11時09分~
・議案採決
・取締役紹介
閉会は12時04分です。

質疑応答の形式は以下の通りです。
-質問希望者は色付き出席票を掲示
-係員がマイクを持参
-一人二問まで
-議長が質問をまとめてから回答
-9問目終了時に残り2問と予告

※事前通告質問に関してはメモ取らないことにしてるのでスルーです。

1-1 環境対策が進む中でのエネルギー企業の在り方について。2050年に向けてのビジョンは?
杉森取締役「環境対策としては製油所でのエネルギー使用量の削減、廃棄物の最終処分量の低減など。低炭素社会形成の取り組みとしては水素ステーションの普及や再生可能エネルギー事業等を推進。2030年を見据えた長期ビジョンは作っている。石油事業をしっかりやっていく傍ら次世代の事業として電気やガス、水素の育成を努力している」
2-1 議決権行使用Webサイトとの通信がSSL/TLSによって暗号化されていない。[事前質問と同じ内容です]
内田「先程答えた通り」
3-1 カセロネス鉱山の品質レベルと日当たりの採石量について。
大井取締役「粗鋼中の銅品位は30年の平均では0.4%台。9万トン前後の日量処理量」
4-1 清水でのLNG火力発電所建設計画を取りやめてほしい。
杉森「検討を進めている段階であり建設を決定したわけではない。住民に賛成と反対双方の立場がいることは認識。現況調査の結果を踏まえて検討する。今後も丁寧な説明に務める」
5-1 2030年における再生可能エネルギー事業の具体例を聞きたい。
杉森「再生可能エネルギーではそれを利用のために効率的な貯蔵や輸送手段が必要。その解決手段として再生可能エネルギーを有機ハイドライドへ変換する研究開発を行っている」
5-2 株式報酬制度を既に承認済みの制度と別枠にする意図について。
川田副社長「金銭報酬とは別枠で設定。別枠で扱うべきだという関係当局の指導もあった。株式報酬も金銭報酬も有価証券報告書等で開示する」
6-1 天下り(官僚出身?)の人間を役員にするのはやめてほしい。
内田「我々のところには天下りという概念はない」
6-2 派遣社員を増やさず正社員にしてあげてほしい。
内田「貴重な意見」
7-1 水素ステーションの一日あたりの利用状況は?
杉森「日本で走行中のFCVは1500台程度で今は発展途上の段階。地区にもよるが一日で多くて2,3台、少ないと1台」
7-2 バイオマス発電への取り組みが弱い。
杉森「川崎と大分で参画している。室蘭でも発電所の建設を検討。本年中に着工し運転開始は平成34年度を予定」
8-1 東燃に清水の発電所の建設中止を求めたが誠意の有る対応が得られなかった。
内田「先程同じ質問を受けたので同じ回答とさせてもらう。まだ検討中の段階」
9-1 JPXでは最低投資金額は5万~50万円が望ましいとしているが、現状のJXTG株は5万円を切っている。株式併合の予定は?
内田「株式併合の計画はない」
川田「証券取引所の要請は承知しているが、着実に業績を上げることで株価も上がりそれをクリアできると思っている」

10-1 合併効果により株価上昇や株式還元の充実を期待している。
内田「株価についてはコメントできない。中計を着実に達成することで市場でも評価されるよう努力する。中計の達成度合いによっては株式還元の充実を図っていく」
11-1 清水の発電所に関して会長や社長から明確な回答が欲しい。
内田「決定した事項ではないので先程以上の回答はできない。検討している段階としか言いようがない」

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経営統合後初の総会ではありましたが、JXが存続会社ということで第7回です。

JX時代から同様ですが総会自体は毎回無難に終わります。
失礼な言い方をするとあまり感想が湧いてこない。。。
たださすがに3発も飛んで行った清水の発電所の件は印象に残りましたが。

臨時総会の際にも思ってはいたけど書かなかったこととして、内田社長はあまり議事進行が得意でないのかなと思います。
対応にあたふたする場面が結構多くありました。

そしてJX時代には配布されていたお土産がなくなりました。
早くも東燃流コストカット経営の浸透効果が見られます。
統合作業が順調に進んでいるようで何よりです。

というのは冗談として廃止する区切りとしてはいい機会だったのでしょう。
JXは最低単元も安く、会場の便も良いので総会はしごの黄金ルートと化してました。
当然ですが以前に比べると出席者の出入りは少なめだったと感じます。
まあ株主総会の時代の流れですね。
そのおかげでPC用サイト右下にあるタグクラウドの"お土産なし"がどんどん肥大化していますw


お土産はありません。
招集通知に記載があります。
飲み物はペットボトルのお茶でした。
童話の花束は自由に持ち帰り可能です。
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